ご入居者様の声

2000 HOUSE 3階C号室

テキスタイルデザイナー・下川 様

『2000 HOUSEってボートハウス?』
ツタのからまるこだわりの石造りの外観。
昔TVで観た、サンダーバードの秘密基地のようなこの2000HOUSEに住みはじめて2年になります。
最初、名古屋のデザイナーズマンションと呼ばれる物件を20件ぐらい見回る中で、ファースト・インプレッションが一番強かったのがこの2000HOUSEでした。

とにかく狭い!(笑)
まぁ一般的な住まい方を考える人ならそう思われて不思議でない5.5帖上下2部屋のメゾネットだったのです。でも幸か不幸か若い頃からクルーザーヨット生活に憧れてた私は、この狭い部屋が船のキャビンのように見えてしまったのです。2階建のキャビンならかなり贅沢?…そう考えればもう十分すぎる広さなんですよ。そして、設計者の心意気を思わせるこだわった内装デザインやレイアウトは、少しオーバーですが「どうだ、俺は最小限で二人が快適に住める家を創った。あとはお前達が知恵を絞って住んでみろ!」みたいな挑発のようなものを感じてしまいましたね。

独立した広いトイレやバスタブ付きの浴室、ベランダは無いけど十分な広さのサンルームにタイル張りキッチン。寛ぐための空間は狭いが、日々の生活に必要な作業空間は快適に贅沢にレイアウトされています。ひとことで言うとインテリアデザインの味が濃密って感じかな。今まで見てきた物件は部屋は広いが味わいが薄く、キッチン・トイレ・サニタリーは狭くてチープだったかも。ここは真逆ですね。

それならまずはお借りして仮住まいからスタートしてみよう…とのことで暮し始めたのですが、もともと3LDKのマンション暮らしだったので家財がそのまま入る訳ありません。仕方なく最低限必要なモノだけに絞ろうと、家財も心もダイエットで、今と未来に持っていけるものだけをここに入れようと『ノアの方舟計画』なるものを実行。そうやって一年かかってなんと五分の一にスリム化することが出来ました。こういうのを「断捨離」って言うんでしょうね。まぁ沢山処分しましたが、今考えると如何に多くの不要なモノと暮らしてたかということに気付かされます。おかげで「住まいは広い方が良い」という概念が変わり、狭さにもメリットがあることに気付きました。

《狭さのメリット》
●動線が短いので無駄な動きがなく疲れない。
●狭さゆえの温かい団欒がある。
●家財道具が少ないのでモノをきちっと管理できる。
(どこに何があるかすぐにわかる)
●無駄な買物をしなくなった。
(入らないから…)
●創意工夫、暮らしに知恵が生まれる。
●もちろん家賃も光熱費も安くすむ。

等々、けっこう良いことずくめなんですね。
最近はこのメリットが身に付き過ぎてもう二度と広い家には住めないかも??…なんて思っています。将来的にはここでのコンパクトな暮らし方を生かせるガレージハウスのような家を建ててみたいですね。(^_^)/

※下記写真左上の写真はサンダーバード秘密基地の写真です。

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